悪い事をしたら謝る。
人に迷惑かけたら謝る。
確かに、人と人との円滑なコミュニケーションとして「ごめんなさい」という意思を伝える手段としては必要かもしれませんが。
それと少し切り離して考えてみます。
「ごめんなさい」という言葉には、そこに「罪」が乗っかっているのだと感じた話です。
自分が悪いと思って(罪悪感を感じて)「ごめんなさい」と相手に言ったとします。
この時に、相手もまた「罪悪感」を感じています。
これに気づいたのは、子供が私に「ごめんなさい」と言ってきた時、
何か「もやっ」とするんです。
「ごめんなさい」を連呼された時ほど、さらにイラっとする自分がいるんです。
相手が悪いと自分では頭では思っていて、ごめんなさいを言われたい自分というものも頭で思っていて。
でも、「ごめんなさい」を言われると、何か自分が悪いように言われているような感覚がどこかに確かにあるんです。
ごめんなさいと言われると、罪悪感が相手から自分の方に流れてくる感覚。
つまり、罪悪感の押し付け合いになっていると。
確かに、言葉としてごめんなさいを言うことで、丸く収まることもありますが、
「ごめんなさい」ってわりかし重い言葉やな~って思った次第です。
逆に「ありがとう」って言っても、言われても、何かどこかに罪悪感が発生してます。
背景としては同じ。
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