これは起きてほしくない。
これは引き寄せたくない現実。
これは起きてほしい。
これは引き寄せたい。
こうした対極の思考が二元、二極思考です。私達人間は機能としてこの思考体系を持っています。
この一件ネガティブ視していることも、ポジティブ視されている考えも、これはどちらもお互い共依存的に発生する「意味」ですよね?
これを引き寄せたいと考えることができるのは、あれは引き寄せたくないと違いが見えているからです。
つまり、これは起きてほしくないということを手放すのであれば、これは起きてほしいということも同時になくなるはずなんです。
なのに、良いことだけを引き寄せたいと思って、嫌なことがあれば引き寄せ失敗したと嘆くわけです。
私達は引き寄せ率は常に100%です。
その事象に「良いこと」「悪いこと」という概念をくっつけているだけ。
そう頭でわかっても、良いことだけ欲しいと、それが手に入るはずだと、どこか無意識では頑なにそう思っているんですね。だから葛藤が終わらないです。
こうした心理構造を理解すると、何だか自分の考えてること、やっていることが滑稽にみえてきます。
どちらでもいいし、何でもいい。
そう思えない限り、何かを、良かれと思うことを選ぶことに終わりはないってことですね。
何も選べないからこそ、全てを受け容れるしかない。
一部を受け容れるのではなく、全面的に受け入れることでしか、悪魔の鎖はほどけないのだと、そんなことを考えてます。
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