理想を持つには、「そのような自分になりたい」ということであって、「そのような自分になれる可能性を見ている」ということ。
それは、自分にはないけれど、他人にはあるように見えているもの、でもあります。
でも、それに憧れ、そのようになれるように努力し、それを手にすること自体は、なんら悪くありません。
でも、今ここにないと感じている時、それは不足や欠乏があって、それを埋める為にがんばってしまうと、目的がないのでしんどくなります。
理想の自分を手にした時に、「どんな気分になるか」のような感情的なものが目的になった時、達成感や快楽的なものは味わえるかもしれませんが、そうしたものは長続きしません。
「気分」は「目的」にはなりません。
気分を追い求めることには終わりがない。理想の自分に慣れた時、「自分はこれで認められる」「自分はこれで役に立ったと言える」「褒めてもらえる」そのような承認欲求がらみの目的で、不足や欠乏が埋まることはありません。
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