全部が恐れの世界。
これ言うと、えーーーーーうそーーーそんなわけないやん。楽しいことも嬉しいことも体験できるやんって思うと思いますが。
これは「心」の中の話。
現実的な何かについての話ではないので、それは前置きしといて。
私達がする「解釈」というのは「恐れ」をベースに解釈しているってことです。
これは心理を観察すればわかります。
とにかく恐れを見ない、恐れの回避が活動の動機であるのが人間です。
それは防衛ということでもあるけど、恐れを回避しようとしたら必ずその時「怒り」を感じていて、何かを攻撃せずにはいられない。
誰かの中に有罪性を見ることが、攻撃の元です。
それをするのは、恐れを回避するため(恐れを隠すため)。
「私は悪くない、正しい」「間違っているのは他者、悪いのは他者や社会、環境や状況である」と。
「恐れ」は様々なバリエーション、シチュエーションで日常的に感じているはずです。
怖いから回避する。
怖いから克服しようとする。
怖いから良い人生を目指す。
怖いからできる人間になろうとする。
怖いから怖くないように、安心をつくる。
苦しんだり、辛い思いをするのが怖い。
嫌な思いしたくない、思い通りにならないのは怖い。
焦ったり、急いだり。不安な時ほどいイライラする。
向き合うのはどの場面の恐れでもいい。
恐れと向き合う良きタイミングなんて日常的にいくらでもある。
それは「不快」な時だから、そんなのいくらでもある。
よくよく観察を続けると、この「恐れ」に終わりが無いことに気づく。
この世界の中の何かでは解消しきれない恐れ。根源的な恐れ。
私達はそれを信じ切っている。
回避する恐れなんてない、なんて思えない。
これがこの世界の壁。
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