他者の行動、言動、過去に原因はない。
これは口酸っぱく言うときます。
内観といえば、幼少期や母親との関係性などを振り返ることが多いと思いますが…。
過去を遡り(はたまた過去世まで遡り)、今こうなっているのは、あのせいだと自分の解釈で答えを導き出すということは、実は何の解決にもなっていません。
気持ちを整理する、どうにも落ち込みがひどくて何とか気持ちを復活させたいという対処療法としては良いかもしれませんが。
根本的に変容するには、結果ごと消滅させる必要があります。結果がないということは原因もありません。
原因があって結果という視点ではなく、原因=結果の視点を訓練していく事がメタ認知でもあります。
個人的思考でできる、深い内観の一つ目の扉は「責任転嫁していることに気づくこと」です。
過去の体験に着地させるということは、今の自分は、その過去のせいであると、責任転嫁しています。
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