怒りを見逃さない

誰かに腹を立たされたということではないんです。

腹を立つつもりで、実はその状況を見ているんです。

怒りが自分に湧いてきた時というのは、必ず自分が先制攻撃をしているということ。

怒りは何のために湧いているのでしょう？

シンプルに考えます。

怒りたいのは何のため？

それは、「相手を攻撃したい」から。

自分の正義を振りかざして、相手を攻撃し続けることによって、相手が悪いと言い続けていたいから「怒りという感情を利用している」だけ。

怒りそのものに良いも悪いもなくて。

感情は勝手に出ちゃうから、出ることに関してはどうでも良くて。

「何のために」感情が勝手に湧いてくるのか？

何か裏の目的があるはずなんです。

怒りが発生して、相手に当たり散らす時。めっちゃそいつを憎んでいるんです。

なんなら、「〇ね！」くらい思ってます(笑)。

これは大事な人にも。（親や子供、パートナーにも）

この怒りを見逃さないでください。

この相手を恨みたい、攻撃したい、この人のせいにしたい、そうしたがってる自分を自覚してみるんです。

そうすることによって「自分は悪者にならない」と無意識で勘違いしてるだけ。

これ、誰もがあります。だから安心して怒りを感じてみてください。

実際、怒りがある時は、こいつ〇ね！って思ってるのに、やっぱり私にとって大事だから元気でいてほしい…

という矛盾を常に抱えているってことです。こうなると人間の心理としては「良い人でいたい」と思うが故、「怒りを抑圧する」ということになっていくんです。

これが良いとか悪いとかじゃなくて、そういう心理があるって自覚するだけ。

〇ね！って思ったところで、本当にそうはなりませんから。