今日からは、書籍の末巻につけた50のメッセージの解説をしていきます。
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自分が考えている、と思っているその考えが「思考」です。
この思考自体が「無意識」なんです。
入ってきた情報を処理するプログラムがあって、その結果として「考え」が浮かんできます。
このパターン化された思考システムで、様々な「概念」を作ります。
いわゆる思い込みもそうですね。
これは、過去の体験や記憶から成り立つ個人的に無自覚な無意識(これを潜在意識というのかな?)のようなものと、全く思い出さないような人間全員に共通するような無意識とあります。
結局、どちらにせよ「無意識」というのは、どの領域であっても「決まったプログラムを元に動いている」ということになります。
プログラムが同じなので、処理方法が同じ。
つまり入ってくる情報が変わっても、元のプログラムの処理パターンが変わっていなければ表面的には変わったように見えてもそれは何も変わっていないということになります。
プログラム自体は無意識だし、私達には全く分からない部分なので変えることもできません。
そこで、入れる「情報」を変えていくのです。
思考パターンがあるということは、無意識のプログラムの中で使っているのはほんの一部分の回路ということです。
その処理するパターンを変える(回路の動かす部分を変える)なら、入力する情報を変えたら良いという事です。
今まで考えたことの無いことを情報として取り入れたら、「新たな発想」が生まれますよね?
それをより高次的にやっていくのです。
同じレベルの情報では何の意味もないので、より高いレベルの情報を取り入れていきます。
これが「メタ認知」ということです。
メタ認知というのは、今考えている領域より高次の領域の概念を持って全体を見るスキルです。
このメタ認知を行う前の段階として、普段の余計な思考を止める必要があります。
思考グルグル、感情に飲まれる、ような状態にハマっている人は「メタ認知」する余裕がないのです。
なので、まず、
何はともあれ「思考を止める」
そこからようやく論理的に自己観察ができるようになります。
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