二元性の思考は、必ず「Aである」という結論には「Aではない」という対極の結論があります。
つまり、選択とは、「AかBか」ではなく、「AかA’か」なわけで。
「そうである」ことに対して、かならず「そうではない」がある。
つまり「葛藤せざるを得ない世界」です。
ならば、「どちらでもいい」というか「どちらも同じ」という着地点にならないと、葛藤は起こるということです。
この「どちらも同じ」とは、「すべてはひとつ」に根ざします。
「A」も「A’」も「同質である」ということ。同じものに対して二つに分けたのは、自分の「思考」です。「解釈」した通りに見ているというだけ。
本当は「A」も「A’」も同じ。でも、同じとは思えないのは、ここに「時間軸」があるから。
私達は「〇〇したから、こうなる(こうなった)」という時系列で物事を考えています。
今この瞬間の判断、選択が未来を決めると、思い込んでいます。
でも、実際は「結果は決まっていて、そのプロセスは選べない」ということ。
「A」を選んでも「A’」を選んでも、決まっている結果は同じ。プロセスに違いはあるように見えて、結果はそうなっていることが決まっている。
だからこそ、選択に迷う必要がなくて、どっちでもいい。
選んだら、そう決めてやるだけ。
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