手放し=依存に気づく。
「不快さ」を手放すことが「快」ならば、
その不快さは、快のために自ら求めたもの。
「楽」は「苦」が取り除かれた時に感じる、ならば、
苦があることで、楽が際立っているだけ。
そんな風に、
快は不快に依存して、
楽は苦に依存している、
ということに自覚がないんです。
自分が問題だと思っていること、
苦しみの原因だと思っていること、
どうにか取り除きたいと思っていること、
そうした「苦」があることで、「楽」を感じられる、という無意識のクセがあるんです。
「不快と快」
「苦と楽」
これらは分離していない。
同時に感じることのできるものなんです。
でも、私達は「不快」だけを際立たせて切り離そうとする。
「苦」だけを際立たせて自分から離しておこうとする。
もう、それらはあるままに、あらせておけばいい。
取り除こうとするから、快や楽で埋めたくなる。埋めた達成感は、本当の解放とは違う。
もう、この土俵からおりるんだ。
それが、本当の手放しの意。解放の意。
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